刺青/Irezumi
第十七回/17th session
English follows after Japanese
所用により元々入れていた予約の日に予定が入ってしまい、祝日の月曜日に変更する事になった。
月曜日は戸部の方なので非常に楽しみだ。インターネットで色んな人が語られているのを見る限り、戸部のスタジオの方が歴史の重みを感じられるとの事だった。
場所が分かりづらいというのもその通りで、一度通りすぎてしまった。2階に上がると、動画でも見た事のある入り口で嫌がおうにもテンションが上がる。中へ入るとこれまた何度も動画で見た事があるので初めて来た気がしないが、何とも雰囲気のある素晴らしい空間だ。
前のお客さんが彫り終わり私の番になる。
「胸から行こうか、はやくそこ片付けたいもんね」
暈しは痛くないと昔の記憶で考えていた通り、筋の地獄の痛みに比べると全然余裕だ。何ならなぞられている位のもので、一回も力の入る瞬間はなかった。それよりも彫った後にヒリヒリする方が痛い。
彫っている途中電話が2度程鳴り、先生がスタジオまでの道のりを説明している、タクシーの運転手に説明しているようで分かりづらいのか何度か同じ事を説明されていた。
数分後、外国の方達がスタジオに到着。どうやらイタリアの彫師で見学に来たようだ。時々先生に英語で説明し、英語で答える先生。ん~、私の職場でも英語習得に時間を掛けている同僚が沢山いるがやはり喋って実地で学ばないと意味がなく、それを痛感できる程の先生のコミュニケーション力に驚いた。
彫り終えると、
「次は反対の肩やって、首の後ろに行こう。エグリを先に完成させようね」
ラップを巻いてもらい完了。ケア方法については抗生物質の入っていない傷薬を朝晩塗っておけばよいとの事。
「さあ、暈しが始まったけど、ここからが長い道のりだね」
「はい!」
痛みがそこまででなかったので、俄然完成までの道のりが見えた気がした。
This time, I booked my session on Monday, so I needed to go to studio in Tobe. It is his original studio where he works from Monday to Wednesday.
It is hard to find for first time. But the entrance and the room is familiar to me since I've seen the place on Youtube so many times. I could feel the history, really nice place.
"Do you want to start shading from your chest?"
I remember shading was not painful so much, and it still is not. It is much better than outline.
While I was getting tattoo, there was guest from Italy. Sensei was talking with them in English. It was bit surprising. There are so many people in my company struggling with learning English, but they don't understand how important to learn English by speaking(using).
When it was done,
"Let's go around the neck, next is behind."
"Shading has just started but it will be long way."
"Yes sir!"
Date
Sep 23, 2013