刺青/Irezumi
第十八回/18th session
English follows after Japanese
今回はいつもの日ノ出町のスタジオに戻った。
前回から暈しに入って、首回りからやっていくと言われていたので、今回は引き続き首回りを埋めていくのだろう。
何にせよ本当に地獄のような痛みだった筋彫りが終わり、痛みも筋に比べれば無いに等しい状況だったので彫りに行くのが楽しみだ。正直筋彫りの時は毎回楽しみ半分憂鬱半分だった。当然入れた後は満足感しかないのだが、入れにいく前の心境たるや微妙なものである。
まあそこで辞めて貼られるヘタレ金無しのレッテルと刺青を完成した時の喜びを思い浮かべて、筋を完成させられたんだと思う。
当然暈しと色は時間が掛かるので、これからは通うスピードを上げようと思う。子持ちの普通のサラリーマンなので限界はあるが、別の事情もあり副業を始めたのでなんとかなるだろう。目指せ1年で暈し完了である。
目標といえば筋が完成した暁には、筋トレ開始しようと決めたので、二ヶ月ほど前から始めた。生まれてこのかたガリガリ体質で今まで幾度となく挑戦したが体重が増えた事は無かった。しかし、一級のアートに額縁が貧相な事は非常にやりきれないので、刺青をモチベーションに体格も改造してやろう。
さて今日の暈しに話は戻るが、やはり首回りの続きだった。痛みはやはり全然マシで、肩こりのひどい僕には気持ちいい位の所もあった。
終わりとなり先生がインクを拭き取りバランスを見ながら、
「んー、肩の高さが違うね」
「はい、カバンを持って通勤してるので」
僕の肩は高さが全然違うので、エグリの丸首のバランスがずれているようだ。
なんとここから三回程微調整して確認、を繰り返した。ややこしい肩ですみません。。。
ともあれ完了し前面首回りが埋まったので何か服を着ている感が出てきたw
いやしかし、暈しは入れてる時痛くないが入れ終わった後のヒリヒリが痛い! 全部傷になっているから当たり前なのだが、やっぱり引き続き我慢は続くのである。
Now painful outline is done so it is very fun to visit the studio. To tell you the truth, it was half fun and half no fun to get outline, it was that much paiful to me. Every session after I got outline I was satisfied, but when I go out home to go to studio, how can I say...
But by thinking about showing myself as coward poor guy with incomplete tattoo, and about happiness with the full body completed, I could finish outline.
I know it will require much more time on shading and color, so I decided to book more frequently. My next goal is to finish shading in 1 year.
Well, when session is done, Sensei wiped off ink and said,
"Your shoulder height is different"
"I alway hang my work bag on my right shoulder"
He adjusted Eguri(Gaku around the neck) for few times and finally we could balance it out.
Date
Nov 22, 2013