刺青/Irezumi
第二十七回/27th session
English follows after Japanese
今日はスタジオに到着すると、何やらインタビュー中の様。インタビュアーは外国人の様だが、会話は日本語だ。
少しの間待っていると、
「(インタビュー)やりながらでも良いですか?」
「はい!」
「前どこやったっけ?」
「背中です」
という会話から背中の続きでスタート。
僕は会話ベタな事や、先生の仕事の邪魔をしたく無いという思いから先生に話し掛けられる以外こちらから話す事は無いのだが、時折先客の方と話しながら彫ってらっしゃるのをみており、饒舌な事は知っている。
インタビューの内容も多岐に渡り、非常に聞いていて楽しく、為になるお話が多かった。
昔と今の刺青業界の違い、先生の刺青に対する思い、人生観等、今日この時に彫られる事が出来て良かった。
僕は個人的に先生の作品を4期に分けられると思っていて、総手彫りの初期、総手彫りの後期、筋のみマシーン、全マシーンである。
その中でも一番興味深いのが現在の全マシーンの第4期で、他の期には無い「影」がくっきりと利用されているからだ。これは他の伝統刺青では目にすることは無く、先生の守破離の概念の破を体現していると思う。
そして前から思っていたその作風の謎がこのインタビューで解けた。インタビュアーが海外の絵描きから影響を受けているか、と聞かれ、
「オランダの影を凄く使う画家(名前はド忘れされたとの事)」
その画家に影響を受けて今の作風になったとの事。んー、凄い事を知れたな。
作業中の様子も写真に撮っていたので、どこかで見掛ける事が出来れば良いなと思う。 しかし、何回か言っているが暈しは骨が当たる箇所はどうしてもクソ痛い。今回は尾てい骨辺りが堪らなかった。少し尻の割れ目差し掛かる事もあり、久々にピクついてしまった。見られているかもしれないので我慢していたのだが、これは耐えれない。。
出来上がりを鏡で見てみると、針山と炎の暈しが進んでおり、どんどん暈しが埋まってきた。僕の想定では暈しはあと8回程度なので、何とか2年以内での暈し完了を達成出来そうだ。
頑張ろう
Master was getting interviewed when I arrived the studio.
He asked me if I am OK getting tattoo with interview. Of course it is fine so we started from back.
It was really nice to hear about Master's thought on Irezumi, the difference in tattoo industory now and then, his life and so on.
I personally thinks Masters work has 4 period. Beginning of all hand work, mature time in all hand work, machine for just outline, and all machine. Interesting period is all machine. Because it has clear and deep "shade". This tecnique is not really used in traditional Irezumi(not Japanese style, OK?).
And Master said he is influenced some of Dutch artist using shading well. This cleared me a lot with my interest. It was nice to hear the interview. Hope I can see some of the picture from the interview in somewhere.
Date
Mar 15, 2014