刺青/Irezumi

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第八回/8th session

English follows after Japanese

今回で背中が完了と思うと感慨深い。 (まだ筋だけやけどw)

「前も入れるんだよね?」 「はい!胸割りでお願いしたいんですが」

既に入っている部分を見ながら、 「うーん、胸割りにすると隙間が狭くなるよ、描いてあげるから見る?」 「はい!」

た、確かに。非常にカッコ悪い、龍の手がはみ出ていてそれを額で巻き込むと、胸割りの幅が指1-2本程度しか無くなる。

「ドンブリの方が良いですかね?」 「構図的にはドンブリの方が格好良いだろうね」 「じゃあドンブリにします!」 「まあ、時間は有るからよく考えて」 ※ドンブリは手首~足首まで隙間なく埋める入れ方ですが、先生は胸割りと上半身前面を埋める方法の違いとしてもドンブリを使っていました。

そして、 「今日は何入れようか。あ、まだ看板が入ってないね。」

実はずっと気になっていた。やはり他で既に入れた後では看板を彫ってもらえないのか、先生に彫ってもらっている以上あの「彫よし」あの看板入れてもらいたかった。

という事で、看板をトレースし、フリーハンドで胸割りでもドンブリでもいけるよう全面の左側上部の額の拡張、そして何故か右腿下も拡張。

開始。 前面の鎖骨周りも痛い、首に響く。 それよりも右腿下が半端ない。痛みを紛らわすために指を噛んでいたが痣だらけになってしまった。

右側だけ少し長い状態で背中の筋完了。左下は前面から繋がるような絵が入るのだろう。

「Instagramやってる?」 「いえ、やってないですけど拝見しています」 「写真撮って上げよう。どう評価されるかだね。」

夜Instagramを見てみると上がっており、千数百近いハート(いいね)があった。 コメントでウケたのは鬼が舌を抜いている写真で 「Dentist of hell!」 というものだ、なるほど。

  • Instagram
  • Date
    Jan 12, 2013